こんにちは。
パッシブハウスでつくる茨城の注文住宅
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。
猛暑日も涼しく真冬は無暖房で20℃。
新しい4つの暮らし
1.一年中快適な室内環境で家族の健康を守る
2.家事の負担を減らし自分や家族のための時間を増やす
3.建てた後の費用を抑え将来の安心につなげる
4.家族が自然と集まり家が一番好きな場所になる
その目指す理由や、つくる家の詳細は
スズモク公式WEB
https://www.8341ie.com

人間が耐えられる暑さの限界は?
住宅の断熱性能や気密性能、
空調などを考える場合
「建物」に重点をおいてしまいがちですが
「人間」というところにも
視点を置くべきだと思っています。
人間のカラダも心もね。
では、
人間の生存を脅かす暑さの正体は、
気温そのものではなく
「汗が蒸発できないこと」による
体温調節の破綻です。
室内環境を安全に保つためには、
この仕組みを理解し、
正しい割合で空調を
コントロールする必要があります。
危険な温湿度とその理由
人間の体は、汗をかき、
それが蒸発する際の
「気化熱」によって体温を
下げています。
しかし、環境の湿度が高すぎると
このシステムが機能しなくなります。
温度ではないんです。
最新の生理学研究によると、
人間が耐えられる限界は
湿球温度31℃です。
これを通常の気温と湿度に置き換えると、
以下のような状態になります。
湿度100%なら
気温31℃で限界
(汗が全く蒸発しないため)
湿度60%なら
気温38℃で限界
(日本の蒸し暑い真夏に近い状態)
湿度が高い環境では、
気温が体温(36℃前後)より低くても、
体内に熱がこもり続けて
熱中症を引き起こします。
「気温がそこまで高くないから大丈夫」
という油断が、室内での
熱中症を引き起こす最大の原因です。
スポーツですと着ている服にも
かなり影響を受けるということです。
室内でコントロールすべき要素の「割合」
室内環境の危険度(暑さ指数:WBGT)
を下げるためには、
どの要素を優先して対策するべきか、
明確な割合が存在します。
※興味ある方はWBGTで検索してみてください
コントロール対象と影響度
影響度70%は湿度(湿球温度)です。
汗の蒸発に直結する最重要項目。
エアコンの除湿機能や再熱除湿を使い、
湿度を50〜60%に保つことが最優先。
影響度30%は輻射熱(黒球温度)
窓からの日差しや、
熱を持った天井・壁から伝わる熱。
遮光カーテン、すだれ、
断熱フィルムなどで窓からの
熱を遮断する。
室内において、
「設定温度を26℃にする」
といった気温のコントロールだけでは、
全体の30%未満の対策にしかなりません。
最も効果的な室内コントロールの鉄則は、
まずエアコンの「除湿」で
湿度を確実に60%以下に落とし(70%の解決)、
同時に遮光カーテンで窓からの熱を防ぐ
(30%の解決)ことです。
この2つを徹底することで、
危険な温湿度から命を守ることができます。
快適な方から考えても
「湿度」のコントロールが
重要な役割を果たしています。
「温度」さえ下げればという考えを
家づくりでもきちんと考えてつくらないと
知らないうちに「危険な住宅」に
なってしまう可能性があります。
ちなみに今回のお話に出てくる温度は
空気の温度のみを
指しているわけではありません。
窓からの日射熱も、
暖まってしまった壁や天井の熱
も含めてのことです。
30℃にすべてが暖まった室内に
暑いということで20℃設定の
冷房をかけても空気は下がりますが
天井や壁の温度はなかなか下がりません。
湿度は上げてしまうと
より下がるまで時間がかかりますので
冷房はしっかり凍えるほど動いていても
カラダの熱は下がらないという
建物の性能や空調や日よけの使い方によっては
どうにもならない毎日が出来上がります・・・。
温暖化による暑い日の対策を
きちんと考えて家づくりをしたい方は
ご相談くださいね。
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