住宅の断熱性能を気にするなら「HEAT20」も知って #477

こんにちは。

パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。

その目指す理由や、つくる家の詳細は

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住宅の断熱性能を

気にするなら

「HEAT20」も知って

 

家づくりを始めると、

断熱性能に関する様々な基準や

用語に出会うと思います。

 

 

断熱等級6とか7とか、

ZEH、ZEH+、GXとか

Q1とか

UA値C値とか

G1、G2、G3とか

パッシブハウスとか。

 

 

その中でも、20年後、30年後も

快適に暮らすために欠かせない指標が、

民間団体が定める「HEAT20」です。

 

 

スズモクも入会しています。

一言でいうと、

HEAT20は、冬でも家じゅうが

一定の暖かさを保ち、

家族が健康で、光熱費も抑えて

暮らせるための厳しい基準です。

 

 

今ではいろいろな

高性能基準が出来ましたが

10年以上前では他にはない

とてもわかりやすい基準で

プロの人たちも参考にしていました。

 

 

茨城県で主流となる

「5地域」における具体的な性能と、

WHO(世界保健機関)が警告する

「室温18℃未満」が健康に

及ぼすリスクについて解説します。

1.そもそも「室温18℃以下」

になると何が起きる?

日本の古い家は

「冬は寒くて当たり前」と

思われがちですが、

実はその「寒さ」が健康を脅かす

大きなリスクです。

 

WHOは、冬の室内温度の最低基準として、

健康を守るために「18℃以上」を強く勧告しています。

 

 

なんとイギリスでは

18℃以下の室温になってしまう家は

違法建築です・・。

もし、家の多くの場所の室温が

18℃を下回ると、

体には以下のような

危険な影響が及びやすくなります。

血圧の上昇とヒートショック:

暖かいリビング(例えば20℃)から、

断熱されていない寒い廊下や

脱衣所(10℃前後)に出たとき、

血管が急激に縮んで血圧が跳ね上がります。

 

これが心筋梗塞や脳卒中を引き起こす

「ヒートショック」の主な原因であり、

浴室での事故死にもつながっています。

 

呼吸器疾患リスクの増加:

室温が16℃を下回ると、

喘息や気管支炎などの

呼吸器系疾患にかかるリスクが

高まるとされています。

 

特に高齢者や小さな子供が

いる家庭では深刻です。

 

結露によるカビ・ダニの発生:

断熱が不十分で寒い家は、

室内の湿った空気が

冷たい壁や窓に触れることで

結露が発生しやすく、

アレルギーの原因となる

カビやダニの温床になります。

つまり、家全体を

常に18℃以上に保てることが、

これからの家づくりにおける

健康の絶対条件です。

2.「HEAT20」とは?

なぜ国の基準より厳しいの?

日本の国が定める「省エネ基準」は、

実は「最低限これくらいは守ってね」

というレベルのものであり、

それだけでは家全体を暖かく

快適に保つには不十分です。

そこで、建築家や研究者たちが集まり、

20年先を見据えて、

本当に快適で健康に暮らせる家の基準を作ろう

と立ち上げたのがHEAT20です。

 

HEAT20には、

性能に応じてG1・G2・G3という

3つのグレードがあり、

数字が大きくなるほど

断熱性能が高くなります。

3.茨城県の断熱区分と、

目指すべき「数字」

断熱の基準は全国一律ではなく、

気候に合わせて1〜8の

「地域区分」に分けられています。

 

寒い地域ほど、高い断熱性能

(UA値が小さいこと)が求められます。

茨城県は主に

4・5・6地域の3つにまたがっており、

大子町など一部が4地域(寒冷)、

水戸市やつくば市など県内の

大部分が5地域(標準)、

沿岸部や南部の一部が6地域(温暖)

となっています。

ここでは、茨城県の大部分を占める

5地域」における、各断熱レベルの性能(UA値)と

快適性の目安を見てみましょう。

>UA値とは?
>家の熱がどれくらい

外に逃げやすいかを表す数値です。

 

UA値が小さいほど、

断熱性能が高い

(熱が逃げない)ことを意味します。

各断熱レベルにおけるUA値と

冬の快適性の目安(茨城県5地域)

国の省エネ基準(UA値0.87)
最低限の性能です。

無暖房時に家の中で

最も寒くなる場所の室温は

おおむね8℃程度まで

下がってしまいます。

 

冬の朝はかなり寒く、

WHOの推奨する18℃には

遠く及びません。

 

部屋ごとの温度差も大きく、

ヒートショックのリスクも高いままです。

 

 

※なんとこの最低基準、

義務化されたのは2025年4月です・・・。

ZEH(ゼッチ)基準(UA値0.60)
一昔前の高断熱レベルです。

UA値は改善されていますが、

それでも無暖房時の最低室温は10℃程度です。

 

ZEHを達成しても、

家全体を均一に暖かく保つには

工夫が必要です。

HEAT20G1(UA値0.48)
最低室温がおおむね11℃を

下回らないレベルの断熱性能です。

 

冬でも室温の大幅な低下を防ぎ、

少しの暖房で快適さを感じやすくなります。

 

 

※このレベルから換気や空調の計画が

しっかり出来れば

それなりの全館冷暖房が可能になります。

HEAT20G2(UA値0.34)
これから家を建てる方に、

理想的最低ラインとして

おすすめしたい基準です。

 

無暖房時でも

最低室温が13℃程度を維持でき、

快適で健康リスクが低く、

かつ光熱費を大幅に抑えることができます。

 

 

※0.35はNGとかそういうことではないので

目安として考えてください

HEAT20G3(UA値0.23)
最高クラスの断熱性能です。

無暖房時でも最低室温が15℃以上を

維持できるレベルであり、

家全体を常時WHO推奨の

18℃以上に保つことが極めて容易になります。

このUA値の数字が小さくなるにつれて、

冬の家じゅうの温度差が減り、

無暖房時の最低気温が上がっていくイメージです。

 

国の省エネ基準では「寒さ」が残りますが、

HEAT20のグレードが上がるほど、

WHO推奨ラインである18℃に近づいていきます。

 

 

※夏対策としては

UA値も重要ですがメインでは無く

日射遮蔽や湿度対策の方が重要になります。

 

わかっていない方がUA値だけを意識して

「より暑い家」をつくってしまうことも・・。

4.G3のさらに上を目指す方に:

パッシブハウス

HEAT20G3を達成すれば、

日本国内ではトップクラスの

高性能住宅と言えますが、

もし「究極のエコで快適な暮らし」を

目指すのであれば、

パッシブハウスという選択肢もあります。

パッシブハウスとは、

ドイツで生まれた世界的な超省エネ住宅の基準です。

 

HEAT20のG3レベルを超える、

極めて高い断熱性能と気密性を前提に、

太陽の光や熱、生活の中で発生する

家電の熱などを最大限に利用し、

アクティブな暖冷房器具にほとんど頼らずに、

冬も夏も快適な室温(冬は18℃以上)を保つ家です。

HEAT20が主に断熱の厚みを指すのに対し、

パッシブハウスは「その家で使うエネルギー量」まで

厳しく計算して認定されます。

 

認定を受けるには

高度な設計と施工技術が必要ですが、

将来の光熱費を実質ゼロに近づけたい、

究極の快適さを追求したい、という方は、

ぜひパッシブハウスに対応できる

住宅会社をリサーチしてみることをおすすめします。

 

 

例えUA値が0.45くらいの家をつくるにしても

パッシブハウスの考え方を

もっているかもっていないかで

全く別の建物になります。

スズモクもパッシブハウスを

つくっていますし

パッシブハウスのルームツアーの

専門チャンネルもつくってます。

モデルハウスでの宿泊体験も

はじめましたので

ぜひご利用くださいね。

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