北側窓の設計 プロの考え方 #414

こんにちは。

パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。

その目指す理由や、つくる家の詳細は

スズモク公式WEB
https://www.8341ie.com


 

北側窓の設計 プロの考え方

 

北側の窓と聞くと、

「暗そう」「冬は寒そう」

といったマイナスなイメージを

思い浮かべる方も多いです。

 

 

確かにそういった側面はあるのですが、

実は建築や設計の世界では、

北側の窓は

「非常に優秀なメリットがたくさんある」

として高く評価されています。

北側の窓の特徴について、

メリット・デメリット、

そして最大限に活かすポイントを

詳しく解説します。

1.北側の窓の「すごいメリット」

北側の窓の最大の魅力は、

日中の直射日光ではなく

「天空光:空全体の明るさ」を

取り入れられる点にあります。

一日中、光の明るさが一定
南側の窓は時間帯や

季節によって光の入り方が

激しく変わりますが、

北側の窓は日中の直射日光が

入らないため、

朝から夕方まで安定した

優しい明るさを保ちます。

 

眩しさがなく、影が柔らかい
パソコンやテレビの画面に

光が反射して見えにくくなる

(グレア現象)ことがありません。

 

また、手元に濃い影ができないため、

作業がしやすい環境になります。

 

家具や本、床が日焼けしない
強烈な紫外線や日中の直射日光が入らないため、

大切な家具、フローリング、本、

絵画などの退色や劣化を防ぐことができます。

 

外の景色が一番きれいに見える(順光)
北側の窓から外を見ると、

庭の木々や景色には

「南からの太陽光」が

当たっている状態(順光)

になります。

 

そのため、景色が色鮮やかに、

とても美しく見えます。

 

日中の室温が上がりにくい
夏の最も暑い時間帯(日中)の

直射日光を遮ることができるため、

冷房効率が良く、

涼しく過ごしやすい空間になります。

2.デメリットと効果的な対策

北側の窓にはいくつか

注意すべき点もありますが、

建材選びや工夫次第で十分に

カバーできます。

 

特に夏場の光の入り方や、

冬場の温度管理には配慮が必要です。

①夏場は夕方に「強い西日」が差し込むことがある

夏は太陽が真東・真西よりも

北寄りの軌道を通るため

(北東から昇り、北西に沈む)、

北向きの窓であっても、

夕方近くになると低い角度から

強い西日が差し込むことがあります。

 

これにより、夕方に部屋が

暑くなったり、強烈な眩しさを

感じたりします。

対策:窓ガラスに日射熱を跳ね返す

「遮熱タイプ」のLow-E複層ガラスを

採用するのが非常に効果的です。

 

また、窓の外側にアウターシェードや

すだれを設置したり、

遮光カーテンやブラインドを

併用することで、手軽に熱と眩しさを防げます。

②冬場に部屋が暖まりにくい(寒い)

南側の窓のように

冬の暖かい日射熱を取り込めないため、

どうしても部屋が暖まりにくく、

冷気が伝わりやすい場所になります。

対策:窓自体の断熱性を徹底的に

高めることが重要です。

 

アルミではなく熱を伝えない

「樹脂サッシ」を選び、

ガラスは熱を逃がさない

「断熱タイプ」のLow-E複層ガラスや

トリプルガラスを採用すると、

寒さを大幅に軽減できます。

③結露が発生しやすい

家の中で最も温度が下がりやすい場所になるため、

冬場などは室内の暖かい空気中の水分が冷やされ、

窓ガラスやサッシに水滴(結露)がつきやすくなります。

対策:上記と同様に

「窓の高断熱化(二重窓や内窓の設置など)」

を行うことで表面温度の低下を防げます。

 

あわせて、24時間換気などで

空気を滞留させない工夫が必要です。

④湿気が溜まりやすく、カビやコケのリスクがある

外壁側も含めて日当たりが悪く、

湿気が乾きにくい環境になりがちです。

対策としては上記と同じになります。

3.北側の窓と相性の良い部屋

安定した光と落ち着いた環境を活かして、

以下のような部屋に北側の窓を

配置すると非常に快適です。

書斎・ワークスペース・勉強部屋
光が一定で集中力が途切れにくく、

パソコン画面も見やすいため

最高の環境になります。

 

※夕方の西日が画面に当たらないよう、

デスクの向きやブラインドで

調整するとさらに完璧です。

 

アトリエ・趣味の部屋
昔から画家のアトリエは

「北向き」が鉄則とされています。

 

色の見え方が日中ずっと変わらないためです。

 

寝室
朝の強烈な直射日光で強制的に

起こされることがなく、

柔らかな光で自然に目覚めることができます。

 

キッチン・パントリー
日中の室温上昇を防げるため、

食品が傷みにくく作業環境としても優秀です。

北側の窓は、「冬の断熱対策」と

「夏の西日(遮熱)対策」という

2つのポイントをしっかり押さえることで、

家の中で最も上質で心地よい空間を作ってくれます。

あと、もし予算の都合で

一部しかトリプルガラスを

選べないときは

北側の小さな窓から優先的に

トリプルガラスを選択すると

予算も大きくなく

体感的な効果は最大に

よくすることが出来ます。

 

 

注意

アルミ+樹脂サッシのトリプルガラスよりも

オール樹脂サッシのペアガラスの方が

体感はいいので選択を間違えないようにしましょう。

 

 

 

もちろん北側に住宅があったら

リビングと対面してしまうような

つくり方には注意です。

 

ご相談ご希望の方は

ご連絡くださいね。

 

スズモクのモデルハウス
体感見学希望の方は
下記よりどうぞ

https://www.8341ie.com/modelhouse/

個別相談ご希望の方は

https://www.8341ie.com/contact/

文章や写真だけでなく
動画が見たいという方は

家づくりのルームツアー
YouTubeチャンネル
2つ運営してます。

見てね。

■スズモクオーナー様のルームツアー

 

■パッシブハウス認定基準だけのルームツアー
世界トップ基準性能