人間が耐えられる暑さの限界は? #539

こんにちは。

パッシブハウスでつくる茨城の注文住宅
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。

 

猛暑日も涼しく真冬は無暖房で20℃。

新しい4つの暮らし

 

1.一年中快適な室内環境で家族の健康を守る
2.家事の負担を減らし自分や家族のための時間を増やす
3.建てた後の費用を抑え将来の安心につなげる
4.家族が自然と集まり家が一番好きな場所になる

その目指す理由や、つくる家の詳細は

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人間が耐えられる暑さの限界は?

 

住宅の断熱性能や気密性能、

空調などを考える場合

「建物」に重点をおいてしまいがちですが

「人間」というところにも

視点を置くべきだと思っています。

 

 

人間のカラダも心もね。

 

 

では、

人間の生存を脅かす暑さの正体は、

気温そのものではなく

「汗が蒸発できないこと」による

体温調節の破綻です。

 

室内環境を安全に保つためには、

この仕組みを理解し、

正しい割合で空調を

コントロールする必要があります。

危険な温湿度とその理由

人間の体は、汗をかき、

それが蒸発する際の

「気化熱」によって体温を

下げています。

 

しかし、環境の湿度が高すぎると

このシステムが機能しなくなります。

 

 

温度ではないんです。

最新の生理学研究によると、

人間が耐えられる限界は

湿球温度31℃です。

 

 

これを通常の気温と湿度に置き換えると、

以下のような状態になります。

湿度100%なら

気温31℃で限界

(汗が全く蒸発しないため)

 

湿度60%なら

気温38℃で限界

(日本の蒸し暑い真夏に近い状態)

湿度が高い環境では、

気温が体温(36℃前後)より低くても、

体内に熱がこもり続けて

熱中症を引き起こします。

 

 

「気温がそこまで高くないから大丈夫」

という油断が、室内での

熱中症を引き起こす最大の原因です。

 

 

スポーツですと着ている服にも

かなり影響を受けるということです。

室内でコントロールすべき要素の「割合」

室内環境の危険度(暑さ指数:WBGT)

を下げるためには、

どの要素を優先して対策するべきか、

明確な割合が存在します。

 

 

※興味ある方はWBGTで検索してみてください

コントロール対象と影響度

影響度70%は湿度(湿球温度)です。

汗の蒸発に直結する最重要項目。

 

エアコンの除湿機能や再熱除湿を使い、

湿度を50〜60%に保つことが最優先。

 

 

影響度30%は輻射熱(黒球温度)

窓からの日差しや、

熱を持った天井・壁から伝わる熱。

 

遮光カーテン、すだれ、

断熱フィルムなどで窓からの

熱を遮断する。

室内において、

「設定温度を26℃にする」

といった気温のコントロールだけでは、

全体の30%未満の対策にしかなりません。

最も効果的な室内コントロールの鉄則は、

まずエアコンの「除湿」で

湿度を確実に60%以下に落とし(70%の解決)、

同時に遮光カーテンで窓からの熱を防ぐ

(30%の解決)ことです。

 

 

この2つを徹底することで、

危険な温湿度から命を守ることができます。

 

 

快適な方から考えても

「湿度」のコントロールが

重要な役割を果たしています。

 

 

「温度」さえ下げればという考えを

家づくりでもきちんと考えてつくらないと

知らないうちに「危険な住宅」に

なってしまう可能性があります。

 

 

ちなみに今回のお話に出てくる温度は

空気の温度のみを

指しているわけではありません。

 

 

窓からの日射熱も、

暖まってしまった壁や天井の熱

も含めてのことです。

 

30℃にすべてが暖まった室内に

暑いということで20℃設定の

冷房をかけても空気は下がりますが

天井や壁の温度はなかなか下がりません。

 

湿度は上げてしまうと

より下がるまで時間がかかりますので

冷房はしっかり凍えるほど動いていても

カラダの熱は下がらないという

建物の性能や空調や日よけの使い方によっては

どうにもならない毎日が出来上がります・・・。

 

 

温暖化による暑い日の対策を

きちんと考えて家づくりをしたい方は

ご相談くださいね。

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