こんにちは。
パッシブハウスでつくる茨城の注文住宅
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。
猛暑日も涼しく真冬は無暖房で20℃。
新しい4つの暮らし
1.一年中快適な室内環境で家族の健康を守る
2.家事の負担を減らし自分や家族のための時間を増やす
3.建てた後の費用を抑え将来の安心につなげる
4.家族が自然と集まり家が一番好きな場所になる
その目指す理由や、つくる家の詳細は
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広い空間(家全体)vs狭い空間(個別)
の空調計画の比較
同じ断熱性能(Ua値)や
同じ延床面積を持つ住まいであっても、
内部を「1つの大きな空間」として
捉えて空調計画を立てるか、
壁やドアで
「小分けされた狭い空間の集合体」
として捉えるかによって、
空気の挙動や最適な空調設計は
まったく違うものになります。
理論上、
外気に接する壁や
天井の面積が同じであれば、
家全体から外へ逃げていく
熱の総量(熱損失量)に
大きな差はありません。
しかし、室内の空気がどのように動くか、
そしてどのように住人が
エアコンを運用するかによって、
快適性と省エネ性能のバランスが
大きく変化します。
大空間と小分け空間に
おける空調特性
空気の移動と熱循環の違い
大空間(オープンプラン)では、
室内に熱を遮る障壁が存在しません。
そのため、エアコンから
吐き出された温風や冷風、
あるいは窓から差し込む日射熱が、
空間全体へとスムーズに
拡散していく性質を持ちます。
一方、壁やドアで細かく
区切られた小分け空間では、
それらの間仕切りが
熱の移動を物理的にブロックします。
結果として各部屋の中に
熱が閉じ込められ、
空間ごとに独立した
熱環境が作られることになります。
※区切られた空間を
熱移動をさせるために
空調設計があります。
機器構成と設置台数の違い
大空間をベースに設計する場合、
家全体をひとつの空間として捉えるため、
高出力な大型エアコンを
1〜2台設置するか、
全館空調システムを採用して
一括管理するのが効率的です。
これに対して小分け空間をベースにする場合は、
部屋ごとに独立した
温調を行う必要があるため、
各個室へ小型エアコン(6〜8畳用など)を
複数台設置する個別に特化した
設備構成になります。
推奨される運転モードの違い
大空間では、対象となる
空気の総量(熱容量)が非常に大きいため、
一度快適な温度に達した後は
「24時間つけっぱなし(連続運転)」
を行う運用が最も合理的です。
微小なパワーで温度を
維持し続ける方が、
電力消費を抑えられます。
反対に、小分け空間では
それぞれの部屋の熱容量が小さいため、
使うときだけ・使う部屋だけ
電源を入れる(間欠運転)という
オンデマンドな運用が向いています。
※連続運転しても
外部よりとなりの空間の
温度差に熱が逃げてしまいます。
家の中の温度差(バリアフリー性)の違い
大空間の空調計画では、
リビングだけでなく廊下や洗面所、
階段室に至るまで空気が循環するため、
家中どこへ移動しても
温度差が少ないバリアフリーな
空気環境を実現できます。
対して小分け空間では、
ドアを閉め切って生活することが
多くなるため、
エアコンを稼働させている部屋と、
空調機器のない
非暖房・非冷房エリア
(廊下、トイレ、脱衣所など)との間に
大きな温度差が生じやすくなります。
温調のレスポンス(立ち上がり)の違い
大空間は、温める・冷やすべき
空気の体積が大きいため、
エアコンのスイッチを入れてから
部屋全体が設定温度に到達するまでに
一定の時間を要します。
温室効果や蓄熱がゆったりと
進行するのが特徴です。
小分け空間は空気量が少ないため、
スイッチを入れると一瞬で
室内が適温に達します。
帰宅後や起床後すぐに
応答性が欲しい場面において、
非常にスピーディに反応してくれます。
空調設計における注意点の違い
大空間で特に注意すべきは
「上下方向の温度ムラ」です。
温かい空気は上へ溜まり、
冷たい空気は足元へ溜まる
物理現象が強く出るため、
サーキュレーターや天井ファン、
あるいはダクト配管による
強制的な空気の撹拌設計が
必須となります。
※強制ファンを使わない
少し特殊な方法もあります。
小分け空間で問題となるのは
過剰能力(サーモオフ)の発生です。
断熱性能が高い小さな部屋に
標準的なエアコンを取り付けると、
一瞬で設定温度に達してしまい、
エアコンの圧縮機が自動停止
(サーモオフ)を繰り返します。
これにより、再起動時に
不快な湿度上昇を引き起こす
原因となります。
※温度を下げるでなく
湿度を下げたい場合は
個別はむずかしいです。
最適な選択は
「住まい方」で決まる
家全体の断熱性能が同じであっても、
空調を「大空間の塊」として捉えるか
「小分け空間の集合」として捉えるかで、
最適な設備と暮らし方は対極になります。
家中どこでも快適な温度を保ち、
開放的な間取りを楽しみたい場合は
「大空間×連続運転」。
※温度が一定になってくると
冷暖房の出力が小さいため
直風で当たることも少なく
当たってもやわらかい温度なので
快適な空間になりやすいです。
生活リズムに合わせて
必要な部屋だけを効率よく冷暖房したい場合は
「小分け空間×間欠運転」。
住宅にいる時間が少ない場合は
エネルギーの使用量が減りますし
今すぐに効かせたい場合に
向いています。
※室内に温度差が生まれているため
カビや結露の心配は残ります。
同じUA値であっても
空調の考え方で
まったく違う空間になります。
過ごしやすいとか
快適とか、掃除がしやすいとか
洗濯物が室内で乾くとか
いろいろあります。
広い空間でのエアコンから出る
冷気や暖房が直風で当たった時の
感覚を知りたい場合は
ぜひスズモクのモデルハウスを
ご利用くださいね。
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