誰の顔を見て指導しているか?学校の先生から学ぶ、後悔しない家づくりの極意 #468

こんにちは。

パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。

その目指す理由や、つくる家の詳細は

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誰の顔を見て指導しているか?

学校の先生から学ぶ、

後悔しない家づくりの極意

学生時代、あなたの周りに

こんな二人の先生はいませんでしたか?

一人は、いつもニコニコしていて、

決して生徒を叱らない「優しい先生」。

もう一人は、宿題やルールに厳しく、

時には雷を落とす「怖い先生」。

当時は「優しい先生」の方が

好きだったかもしれません。

 

しかし、大人になって振り返った時、

その優しさの裏にある

「視線の先」に気づくことがあります。

「優しい先生」が本当に見ていたのは、

生徒の未来ではなく、クレームを避けるための

父兄の顔色や、自分の評価を握る

校長先生の顔だったのではないでしょうか。

 

 

反対に、「怖い先生」は

父兄からクレームが来ようと、

生徒に一時的に嫌われようと、

「生徒の将来」だけを

真っ直ぐに見て、

嫌われる勇気を持って

指導してくれていた。

 

 

最近はこういう先生は

めっきりいなくなりましたね・・。

実は、この構図は「家づくり」

において全く同じことが言えます。

人生最大のプロジェクトである

家づくりを成功させるためには、

「誰の顔を見ているか」を見極め、

「生徒(=あなたの家族の未来)」

を本気で見てくれる「怖い先生」

を探す必要があるのです。

「優しい営業マン」は、

校長先生と父兄を見ている

住宅展示場に行くと、

笑顔で出迎えてくれる

「優しい営業マン」。

 

彼らはあなたの希望に

すべて「いいですね!」

「できますよ!」と共感してくれます。

 

 

一見、素晴らしいパートナーに見えますが、

彼らが本当に見ているのは誰でしょうか?

彼らが見ているのは、

機嫌を損ねてはいけない父兄(=目の前のあなた)と、

今月の契約ノルマを管理する

校長先生(=会社の上司)です。

 

 

契約を取ること、

そして波風を立てないことが

最優先であるため、

家づくりの厳しい現実を

隠してしまう傾向があります。

たとえば、営業マンの

「お客様のご要望、何でも叶えられますよ!」

という耳障りの良い言葉。

 

 

一見頼もしく聞こえますが、

実は構造上の無理や

使い勝手の悪さを無視している

可能性があります。

 

 

後になって高額なオプション費用として

請求されるケースも少なくありません。

また、最近の家はどれも

性能が良いから暖かいですよ

という言葉も要注意です。

 

これは国が定める最低基準を

ギリギリ満たしているだけという

裏返しであることが多く、

「UA値」や「C値」といった

具体的な断熱・気密の数値を

誤魔化している危険性が潜んでいます。

さらに資金面でも、

高額商品を売ることが大切な担当と

あなたに価値のある商品を提案する人では

住んでからの満足度が大きく変わります。

生徒(あなたの未来)だけを見る

「怖い先生」の3つの鉄則

一方、家づくりの本質を知り尽くした

設計士や工務店の社長は、

まるで「怖い先生」のように、

あなたの甘い理想をバッサリと

切り捨てるかもしれません。

 

 

彼らは、会社の利益や

一時的なあなたの機嫌よりも、

完成後、何十年も安全に、

経済的に破綻することなく

暮らしていくあなたの未来

だけを見ています。

そんなプロフェッショナルたちが

口を揃えて指導する、

家づくりの鉄則をご紹介します。

鉄則1:デザインよりも「性能」を愛せ
いくら外観がおしゃれでも、

夏は暑く冬は寒い家では意味がありません。

 

先生は、目に見えない

「断熱性」「気密性」「耐震性」

「健康」「快適性」(空調や換気計画)

に予算を割くよう厳しく指導します。

 

これらは、後からでは

簡単に変更できない

最重要項目だからです。

 

鉄則2:

「SNS映え」より「日々の動線と収納」
見栄えの良いアイランドキッチンや

スケルトン階段は魅力的ですが、

使いかってはどうでしょうか?

 

 

つくりかたによっては

毎日の家事の負担や

動線の悪さを増やすことになることも。

 

先生は料理の動線と同時に

冷蔵庫への他のご家族の動線の計画や

「洗濯して、干して、しまう」という

動きが最短で完結するかなど、

日々のリアルな生活を考えてくれます。

 

鉄則3:

予算を効果的に使う
「せっかくだから…」という甘えに対し、

先生はそのオプション、

毎月の住宅ローンを増やしてまで

本当に必要ですか?

と冷水を浴びせ、

家族のライフプラン(老後や学費)と

これからの人生の価値を

全力で守らせてくれます。

要注意!愛のある「怖い先生」と

「ただ傲慢な業者」の見極め方

ここで一つ、非常に重要な注意点があります。

それは、「生徒の未来を思って厳しい先生」と、

「自分のエゴを押し付けているだけの傲慢な先生」

を明確に見極める必要があるということです。

 

一歩間違えると、

要望を一切聞いてくれない

独裁的な業者のペースで

家づくりが進んでしまいます。

両者を見極めるためには、

以下の4つのポイントに注目してください。

1.否定の理由に「客観的な根拠」があるか
愛のある先生は、「耐震性が落ちるから」

「断熱の欠損になるから」など、

明確な根拠とデータに基づいて

論理的にダメな理由を説明してくれます。

 

一方、傲慢な業者は

「うちの標準仕様ではない」

「やったことがない」といった、

施工側の都合や怠慢を

理由に却下しようとします。

2.思考停止せず「代替案」を出してくれるか
信頼できるプロは、

施主の要望の奥にある

「本当の目的」を汲み取り、

「そのままではダメですが、

こう工夫すれば安全に似た空間を作れますよ」

とプロ視点の代替案を提示してくれます。

 

ただ「できません」「おすすめしません」

と切り捨て、代わりのアイデアを

出そうとしないのは単なる手抜きです。

3.厳しさのベクトルが「施主の未来」に向いているか
先生の厳しさが、あなたの

「数十年先の安全・快適さ・予算(ライフプラン)」を

守るために向けられているかが重要です。

 

もしその厳しさが、設計者の

「作品としての見栄え(エゴ)」や

「プライド」を守るために向けられ、

あなたをコントロールしようとしているなら、

それは避けるべき相手です。

4.まずは最後まで「話を聞く姿勢」があるか
最初は施主の突拍子もない

(素人ゆえの)要望であっても、

まずはしっかりと最後まで耳を傾けてから

プロとしての意見を言うのが本当の先生です。

 

あなたが話している途中で

「それは違いますね」と食い気味に否定し、

自分の意見ばかりを

まくしたてるような業者は、

決して良いパートナーにはなれません。

「ダメなものはダメ」と

言ってくれるパートナーを

家づくりは、人生をかけた長丁場のプロジェクトです。

優しい言葉で機嫌を取ってくれる営業マンは、

家が完成すれば、

いやいやひどい場合は契約後に

担当から外れてしまうかもしれません。

 

 

しかし、構造や性能、

生活動線に徹底的にこだわり、

時にはあなたと本気で

ぶつかり合ってくれる「怖い先生」は、

家が建った後も何十年と続く暮らしに

責任を持って寄り添ってくれる、

本当のパートナーになります。

「校長先生や父兄の顔」を見ている人ではなく、

「あなたの家族の未来」を真っ直ぐに見て、

嫌われる覚悟で「ダメなものはダメ」と

言ってくれる最高の「先生」を、

ぜひ見つけ出してください。

 

 

ある意味、私たちのような工務店や

設計の先生達は、地元で活躍する以上

将来的な逃げ場はないので

「ダメなものはダメ」と言わないと

将来にプロとしての責任をもてないのです。

たまに偉そうなことを言うなとか

夢を壊すなとか

お叱りも受けることがあります。

 

 

精進いたします。

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