こんにちは。
パッシブハウスｘ
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。
その目指す理由や、つくる家の詳細は
スズモク公式WEB
https://www.8341ie.com
パッシブハウスと
UA値や断熱性能だけいい（等級7など）
住宅の空気感の違い
断熱性能を極めて
家づくりをするなら
トップは間違いなく
パッシブハウス
なのですが、
性能が高ければ違いなんて
気づきもしないだろ？
そもそも人間が感じるような
違いなんてない！
と思う方も多くいるのではないでしょうか。
一番の違いがあるとするなら
空気感
です。
パッシブハウスをつくる時に
プロ側が思うことに
これだけ断熱材を入れて
気密も取ってあるなら
窓の取付位置だったり
細かい、コーキングの処理
空気槽、熱橋など
数mm～数ｃｍ程度の
施工や設計に多くの時間を
取られます。
UA値でいうと
数字に違いが何も出ないかも？
というくらい
住宅の断熱性能はUA値と
考えてしまうと
割に合わないし
温湿度もほとんど同じだよ。
そう思ってしまいます。
1棟目は私もそう思いました。
でも今は4棟完成し
モデルハウスもありますので
住んでいる方のお話や
自分自身でも体感出来ますし
いろいろな地方の
いろいろな会社さん、オーナーさんの
パッシブハウスの
ルームツアー撮影を通じて
お話を聞いていますので
「パッシブハウスの住み心地」
についてはかなり詳しくなりました。
パッシブハウスの空気感がちがう
というのは感覚だけの話でなく
ロジカルな理由もきちんとあります。
作り方からして
弱点をなくす
という項目が多くあります。
例えば
窓の性能に関していうと
一般の方やUA値のみ考えると
枠部分とガラス部分の総合のU値（性能値）
で考えればいいということになります。
省エネという意味では
それで間違いはなさそうです。
パッシブハウスの場合は
枠の性能とガラスの性能に分けて
考えます。
トータルの数字がよければいいのでなく
より弱点のない方がいいということになります。
今時、アルミサッシを使う方はいないと思いますが
では複合なら？オール樹脂ならいいの？
という素材だけで判断ではないということです。
オール樹脂の中にも空気槽の構造や
中に断熱材が入っているものもあり
性能値が全く違います。
※面積が小さいので性能値がかなり違っていても
計算上はほとんどスルーされている。
極端にいうと下記ブログの内容みたいな感じです。
では、その小さい面積の枠の性能が違うと
どういうことが起きるかというと
外気の影響を受けるのでその部分は
冷えたり暑かったりします。
窓の以外の部分もたくさんあります。
温度湿度を計測するだけなら
違いはほぼ出ないでしょう。
物体（天井、壁、床）の上下や左右、奥行きなど
部分部分では温度計は違っています。
室温を測ったら25℃
とても快適。
ですが
この快適がどこかの15℃を補填するために
高い温度を混ぜるとすると
空気が動き家全体の風量が増えます。
どこも（部品的な）20℃をキープしているとすると
風量が減るということと
輻射熱の恩恵があります。
天井、壁、床、それぞれが
一定の温度を保っている（マイナスのない保ち方）
と家全体が
「輻射熱の暖かさ」
となるのです。
※もちろん輻射熱のみの
冷暖房器具で構成するわけではないので
完全なとは言いません。
この輻射熱の暖かさは
夏の冷房時に関係ないと思う人も
おりますが
冷蔵運転が強いよりは弱い方が
確実に物体事態がもつ熱が
人間の体に不快を与えません。
つまりパッシブハウスでつくると
温湿度の差の安定以外にも
輻射熱による快適さ
家全体の風量を減らせることにより
空気の質が良くなるということです。
スズモクでは家庭用エアコン１台の運用で
この状況をつくっています。
ぜひ一度体感していただきたいです。
スズモクのモデルハウス
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