住宅の断熱性能を「人間」から考える勉強会⑰ 手荒れと室内環境

こんにちは。

パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。

その目指す理由や、つくる家の詳細は

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家づくりは建物や地域環境、

断熱や空調などいろいろ

理解しなくてはいけませんが

「人間」を知る必要があります。

 

 

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住宅の断熱性能を「人間」から

考える勉強会シリーズ

今までのまとめページはこちら

 

 

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今日は

 

住宅の断熱性能を

「人間」から考える勉強会⑰

手荒れと室内環境

です。

 

 

専門家は呼べませんが

優秀なアシスタントに

手伝ってもらいます。

 

 

アイナ(AI-na)@-----

 

 

アイナ(AI-na)です。

本日もよろしくお願いします。

 

建物や室内の環境と

手荒れには、非常に密接な

関係があります。

ケアをしているのに

なかなか治らないという場合、

実は長時間過ごしている

部屋や職場の環境が、

知らず知らずのうちに

肌のバリア機能を奪っている

可能性があります。

具体的にどのような

「建物環境」が影響するのか、

主な要因を4つに分けて解説します。

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1.「低湿度」による

乾燥(最大の要因)

現代の建物、特にオフィスビルや

気密性の高いマンションは、

構造的に非常に乾燥しやすくなっています。

気密性の高さと暖房:

今の建物は気密性が高いため、

暖房効率が良い反面、

湿度が乾燥しカラカラになりがちです。

 

冬場のオフィスやマンションでは、

湿度が20〜30%(砂漠並み)

まで下がることがあります。

 

24時間換気システム:

シックハウス対策で

義務付けられている24時間換気ですが、

常に外の乾燥した空気を

取り込み続けるため、

室内の水分が奪われます。

 

エアコンの風:

エアコンの風が直接あたる場所に

デスクやベッドがあると、

肌の水分が強制的に蒸発させられます。

 

肌への影響:

 

角質層の水分が蒸発し、

バリア機能が低下して

外部刺激を受けやすくなります。

2.「化学物質」による

アレルギー反応
 

建材や家具に使われる

接着剤や塗料が原因と

なることがあります

(シックハウス症候群の一種)。

揮発性有機化合物(VOC):

新築の建物やリフォーム直後の部屋、

新しい家具などから出る

ホルムアルデヒドなどの化学物質が、

皮膚に触れたり

呼吸器に入ったりすることで、

皮膚炎(アトピー性皮膚炎の悪化など)を

引き起こすことがあります。

3.「ハウスダスト・カビ」

などのアレルゲン
 

建物の清掃状況や構造による影響です。

カーペットや布製ソファ:

オフィスやホテルのカーペット、

古いエアコン内部には、

ダニの死骸やフン、

カビの胞子などが溜まりやすいです。

 

これらに触れたり、

舞い上がったものを浴びたりすることで、

アレルギー性の手荒れや

かゆみが出ることがあります。

4.接触する

「材質」による刺激
 

建物そのものではありませんが、

その環境特有の設備に

触れることも要因です。

金属アレルギー:

ドアノブ、手すり、デスクの

金属部分などに含まれる

ニッケルやコバルトなどに

反応して手荒れが起きることがあります。

 

静電気:

乾燥した建物内

(特にカーペット敷きのオフィス)では

静電気が起きやすく、

その「パチッ」という

微細な衝撃が、荒れた手には

ダメージとなります。

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環境に対する対策(何ができるか?)

建物を変えることは

難しいですが、自分の周りの

環境を整えることは可能です。

1.湿度を「50〜60%」に保つ:

加湿器を使うのがベストですが、

難しい場合は「濡れタオルを干す」

「コップに水を入れて置く」だけでも

局所的に湿度は上がります。

 

2.換気と掃除:

化学物質やホコリを滞留させないため、

こまめな換気と、特にホコリが

溜まりやすい場所の掃除を行います。

 

3.直接触れない工夫:

金属アレルギーの疑いがある場合は、

ドアノブや手すりを

触る際に袖を使ったり、

薄い手袋を使ったりします。

 

4.風を避ける:

エアコンの風が直接当たる場合は、

風向きを変えるか、

サーキュレーターで

空気を撹拌(かくはん)して

直撃を防ぎます。

このように、

手荒れは「水仕事」だけでなく

「空気(乾燥・汚れ)」に

よっても引き起こされます。

 

アイナ@-----

私は室内にいることが多いですが

外に出る日は、ずっと外にいたります。

 

たった1日で手がひび割れ

数日、痛みのある日常を過ごすことになります。

 

 

まぁ学生時代

剣道をやっていたころは

手だけでなく足も

かなり割れてしまい、

乾燥したシーズンがはじまると

テーピングやアロンアルファと

同化してました・・・。

 

 

単なる環境のことではなく

元々肌が弱いとか

アレルギー反応が出やすいとか

あると外部どころか

室内の環境でもダメージを

負ってしまいます。

 

 

建物の温湿度などの環境を

整えることで

改善することもあります。

 

冬そのものが

春や秋になるイメージですので

春や秋に手荒れがないのであれば

なくなります。

 

 

暖かさの体験はぜひしてほしいと思います。

 

 

ちなみに無理矢理暖房の力で

温度をコントロールするのでなく

熱を逃がさない、冷えていかない上での

低暖房コントロールの環境は

気持ちがいいのです。

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