住宅の断熱性能を「人間」から考える勉強会① 人間はなぜ恒温動物?

こんにちは。

パッシブハウスx
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断熱や空調などいろいろ

理解しなくてはいけませんが

「人間」を知る必要があります。

 

専門家は呼べませんが

優秀なアシスタントに

手伝ってもらいます。

 

 

アイナ(AI-na)@-----

 

 

こんにちは。アイナです。

 

アシスト入ります。

 

人間を恒温動物として捉え、
なぜ恒温である必要があるのか、
そしてどのようにして
体温を保っているのかに
ついてご説明します。

なぜ恒温である

必要があるのか?

人間を含む恒温動物が体温を
一定に保つ必要がある主な理由は、
生命活動を維持するための
「酵素」
特定の温度範囲でしか
最適に機能しないからです。

酵素の最適活動温度: 
私たちの体内で起こる化学反応(代謝)は、
すべて酵素によって触媒されています。
酵素はそれぞれ特定の立体構造を持っており、
その構造が少しでも変化すると、
働きが著しく低下したり、
全く機能しなくなったりします。

人間の場合、多くの酵素は
摂氏37度前後で最も効率よく
働くように設計されています。

細胞機能の維持: 
細胞内の様々な構造(細胞膜、細胞小器官など)も、
特定の温度範囲でその機能を最適に発揮します。

体温が大きく変動すると、
これらの構造が破壊されたり、
機能不全に陥ったりする可能性があります。

神経機能の維持: 
特にを含む神経系は
温度変化に非常に敏感です。

体温が大きく変動すると、
意識障害、けいれん、
さらには不可逆的な脳損傷を
引き起こす可能性があります。

活動効率の最大化:
 体温を一定に保つことで、
外部環境の温度変化に左右されず、
常に高いレベルで活動することができます。

もし体温が外部環境に依存してしまうと、
寒い場所では活動が鈍り、
暑い場所では過熱のリスクに
さらされることになります。

このように、恒温性を維持することは、
生命活動の根幹をなす酵素反応や
細胞機能を最適な状態に保ち、
生存と活動を可能にする上で
極めて重要なのです。

 

 

どうやって恒温を

保っているのか

 

人間は、体温を一定に保つために、
様々な仕組みを

複合的に利用しています。

 

これらの仕組みは、

主に熱の産生
熱の放散という

2つの側面から
コントロールされています。

体温調節の中枢は、
脳の視床下部にあります。

1. 熱の産生(体を温める仕組み)

基礎代謝: 
生命を維持するために
最低限必要なエネルギー消費に伴い、
常に熱が産生されています。
これは食事や活動に関わらず行われます。

■筋肉の活動:

運動: 
身体活動を行うと、
筋肉が収縮・弛緩する際に
多くの熱を産生します。

ふるえ(シバリング): 
寒い環境にいると、
無意識に筋肉を細かく震わせることで、
熱の産生を急激に増加させます。

 

 

■非ふるえ熱産生: 

特に乳幼児に多く見られるのが、
褐色脂肪組織による熱産生です。
成人では褐色脂肪組織は少ないですが、
成人においても多少は
寄与すると考えられています。

■ホルモンの作用: 

甲状腺ホルモンなどは代謝を促進し、
熱産生を高めます。

2. 熱の放散(体を冷やす仕組み)

■皮膚からの熱放散:

放射(Radiation): 
体温が周囲の物体の
温度より高い場合、
熱が電磁波として放出されます。

伝導(Conduction): 
体が周囲の物体や
空気に直接触れることで
熱が移動します。

対流(Convection): 
体の表面で温められた空気が移動し、
冷たい空気と入れ替わることで
熱が奪われます。
風に当たると涼しく
感じるのはこのためです。

汗の蒸発(Evaporation):
皮膚から汗が分泌され、
それが蒸発する際に
気化熱として熱を奪います。
これは非常に効率的な
冷却メカニズムであり、
特に暑い環境下や運動時に重要です。

 

■呼吸: 

呼気とともに水蒸気が排出され、
その際に気化熱が奪われます。

また、温められた空気を
吐き出すことでも熱が失われます。

体温調節のフィードバックメカニズム

これらの仕組みは、
視床下部が体温の変化を
感知することで調整されます。

体温の上昇時:
視床下部が体温の上昇を感知すると、
血管を拡張させて
皮膚への血流量を増やし、
熱放散を促します。

汗腺からの発汗を促進し、
気化熱による冷却を行います。

代謝を抑制し、熱産生を抑えます。

体温の低下時:
視床下部が体温の低下を感知すると、
血管を収縮させて
皮膚への血流量を減らし、
熱放散を抑制します。

筋肉のふるえを誘発し、
熱産生を増加させます。

代謝を促進し、熱産生を促します。

このように、
人間は緻密な体温調節システムを介して、
外部環境の変化にもかかわらず、
体温を狭い範囲で一定に保つことで、
生命活動を最適に維持しているのです。
 

 

まだまだ続くので

明日にします。

 

アイナ(AI-na)

 

 

@-----

今回は人間のもっている
体温調節システムや

そもそもなぜそんなシステムが

必要なのか、

恒温動物はなぜ恒温なのかなど

勉強となりました。

 

明日以降も
住宅の断熱性能を「人間」から考える勉強会

続きます。

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