新築購入その後の物語:建て売り購入で大後悔。営業マンの「あの言葉」を信じた私

こんにちは。

パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。

その目指す理由や、つくる家の詳細は

スズモク公式WEB
https://www.8341ie.com

家づくりを始めるときに

「高気密高断熱住宅です」

「耐震等級3相当です」

 

という言葉だけを信用するのは間違いです。

 

断熱材の種類で決めるのもNGです。

 

UA値やC値の数字や

構造計算書など

具体的根拠

実際の施工数や住んでいる方の

感想などを確認してください。

 

残念ながら

なんちゃってにさえなっていない

住宅の方が多数なのです。

 

 

今日はひとつの物語を紹介します。

新築購入その後の物語:

建て売り購入で大後悔。

営業マンの「あの言葉」を信じた私

もし、あの日の私に会えるなら、
声を大にして伝えたい。
「その契約書にサインはしてはいけない」と。

それは夢のマイホーム
なんかじゃない。
私たちの未来を
静かに蝕んでいく、
牢獄なのだと・・・。

数年前、夫と当時3歳だった娘と三人で、
真新しい我が家の玄関に立った時、

これで家賃を払い続ける生活

から解放される。

夫の手取りは
なかなか増えないけれど、
私もパートに出て頑張れば、
この城でささやかな
幸せを築いていけると。

私は本気でそう信じていました。

営業担当者さんの

「最新の家は省エネですから、奥様のやりくりも楽になりますよ」
「耐震性も一番上の耐震等級3相当ですから、お子様も安心です」

という言葉が、私の背中を押してくれたのです。

最初の裏切りは、一枚の紙きれだった

家計を預かる私の仕事は、
毎月ポストに届く請求書の
束と向き合うことから始まります。
入居して最初の冬、
電気とガスの検針票を見た時、
私は自分の目を疑いました。

アパート時代、あんなに狭い部屋で
暮らしていた頃の近い金額。
計算間違いかと思ったほどです。

原因はすぐに分かりました。
この家は、断熱性能の低い家だったのです。

 

 

 

アパートと比較すると

住宅の方が断熱性能が高いと

言われていますが(数字上)

お隣や上下階に

他の人

住んでいない一戸建ては

その建物単体で

断熱しなくてはいけないのと

広くつくってしまうため

アパートよりも

かなり性能を上げないと

暑くて寒くて

光熱費が高い

家になってしまうのです。

冬はどこからか冷気が発生、
いくら暖房をつけても
娘のほっぺは冷たいまま。

夏は熱がこもって蒸し風呂のようになり、
娘のあせもが絶えませんでした。

「節約しなきゃ…」

そう思う一方で、
娘を風邪や熱中症に
させるわけにはいかない。

罪悪感で胸を痛めながら
エアコンのスイッチを
入れるたび、
電気メーターが回る音が、
私の寿命を削る音のように聞こえました。

さらに、世の中は容赦ありませんでした。
ニュースが

「電気料金の値上げ」

を告げるたびに、
私の胃はキリリと痛みました。

夫や私の給料はほとんど変わらないのに、
出ていくお金だけが天井知らずに増えていく。

この家は、社会の荒波から
私たちを守ってくれるどころか、
その波をダイレクトに
浴びせる構造になっていたのです。

 

 

家計簿に増える「見えない敵」

私のつけている家計簿には、
たくさんの「見えない敵」が
潜んでいました。

保険の更新が来た時、
私はネットで調べて愕然としました。
火災保険が安くなる
「省令準耐火構造」や、
地震保険が半額になる
「耐震等級3」の公的な認定が、
この家には無かったのです。

 

最初の時はいろんなお金が

出ていくのであまり保険の

ことも考えていなかったのです。

 

 

耐震等級3相当であれば

今からでも

耐震等級3の公的な認定が

取れるのでは?

と問い合わせしてみると

 

「申請に100万円かかります。

ただし認定が取れる約束は出来ません」

 

実のところ

耐震等級の検討は

やっていないということでした。

営業さんの「相当です」という
言葉を信じ切っていた自分を、
何度も呪いました。

そして、10年という節目は、
まるで破滅のカウントダウンのようでした。
外壁の修繕に200万円、

冬のさなかに壊れた給湯器の
交換に数十万円。

私のパート代など、
あっという間に
吹き飛んでいきます。

毎月、家計簿に
「修繕積立」と書き込む5千円が、
あまりにも虚しく見えました。

赤字とため息の食卓

いつからか、夫との会話から
笑顔が消えました。

 

 

 

「また今月も赤字か…。

お前のやりくりが下手なんじゃないか?」

帰宅して疲れている夫の言葉に、
悪気がないことは分かっています。

でも、スーパーを何軒も
はしごして1円でも安いものを探し、
自分の服は何年も買わず、
切り詰めて切り詰めて
生活している私にとって、
その一言はナイフのように突き刺さりました。

言い返したい言葉を、
何度も飲み込みました。

 

が、空気として漏れ出てしまいました。

 

「ごめん。」と夫は察したようです。

一番辛いのは、娘の無邪気な一言です。
「ねぇママ、お友達は夏休みにディズニーランドに行くんだって。うちは?」

「…ごめんね。コロナがまだ心配だから、また今度にしようね」

そう嘘をつくたびに、
胸が張り裂けそうになります。

私の城、私の牢獄

今夜も、家族が寝静まったリビングで、
私は一人、赤字で埋まった家計簿を眺めています。

 

 

広いはずのリビングは、
なぜか息が詰まるほど狭く感じます。

この家は、夢の城なんかじゃなかった。
家族の笑顔と、私の心の余裕、
そして子供の未来の選択肢まで
静かに奪っていく、
美しい見た目の牢獄だったのです。

もし、あの日の私に会えるなら…。
でも、もう遅い。この牢獄の中で、
私は明日もまた、出口のない迷路の
ような家計簿と向き合うのです。

~FIN~

 

 

 

家づくりの初期費用だけに

考えをとらわれてしまう方も

多くいますが、

光熱費が毎月1万円違うだけでも

50年住むと考えれば

1万円x12ヶ月x50年=600万円

 

その他にメンテナンスコストなど

足していくと1000万くらいは

住宅購入後の

維持費用の差額でかかります。

 

※維持費用の全体でなく差額のみです

 

ですので

初期コスト+維持コストの全体で

家づくりはやりましょう。

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