高性能の住宅は「ダニ」の発生がしやすい?

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パッシブハウスx
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今日はなんと

「ダニ」がテーマです。

 


性能の住宅と性能の住宅では、

ダニの発生の仕方に

大きな違いがあります。

 

 

これは、主に

「気密性」と「断熱性」という

住宅の性能が、ダニが好む環境に

どう影響するかによるものです。

 

 

 低性能な住宅

(従来の木造住宅など)

 結露による湿度の高さ: 

窓や壁の断熱性能が低いため、

外気の影響を受けやすく、

室内の暖かい空気が冷たい壁や

窓に触れて結露が発生しやすくなります。

 

この結露が、

カビやダニの繁殖に

最適な高い湿度環境を作り出します。

 

 壁内の結露: 

さらに厄介なのは、

壁の内部で結露が起こる

「壁内結露」です。

 

これは目に見えないため対策が難しく、

壁の内部にカビやダニが

繁殖する原因となります。

 

 隙間風: 

隙間が多いことで、

外からダニの侵入経路が

増える可能性もあります。

低性能な住宅では、

家全体が不均一な温湿度になりやすく、

特に結露が発生する場所で

カビダニ

繁殖しやすい傾向にあります。

 高性能な住宅

(高気密・高断熱住宅)

高性能住宅は、

一見するとダニの発生リスクが

低そうに思えますが、

実は適切な対策をしないと

ダニが繁殖しやすい環境になる

可能性があります。

 室温の安定: 

高断熱であるため、

夏は涼しく、冬は暖かく、

一年を通してダニが好む

20〜30℃の室温を保ちやすくなります。

 

 気密性の高さ: 

高気密であるため、

隙間が少なく

外気の侵入を防ぎます。

 

しかし、同時に室内の

湿気も外に逃げにくくなります。

 

 適切な換気がない場合: 

料理や入浴、洗濯物の室内干しなどで

発生した水蒸気が室内にこもりやすくなり、

湿度が高くなります。

 

特に、24時間換気システムやエアコンを

適切に稼働させていないと、

湿度が70%を超えることもあり、

ダニの繁殖を助長します。

 

換気を過剰に稼働させると危険です。

 結論と対策

 高性能住宅のメリットとデメリット

 メリット:

湿度コントロールのしやすさ: 

高気密であるため、

計画的な換気システムやエアコン、

除湿機を組み合わせることで、

家全体の湿度をダニが繁殖しにくい

40〜60%に

保つことが容易です。

 

外部からの侵入防止: 

隙間が少ないため、

外部からのダニの侵入リスクが

低減します。

 

結露の防止: 

断熱性が高いため、

壁や窓の表面結露が起こりにくく

カビの発生を抑えることができます。

 デメリット:

温湿度の安定: 

ダニが好む温度帯を一年中維持しやすい。

 

湿度管理の徹底が必要: 

換気や除湿を怠ると、

湿気がこもり、

ダニが繁殖する温床になりやすい。

 

 

高性能住宅でのダニ対策のポイント

高性能住宅では、

その特性を理解した上で、

以下の対策を徹底することが重要です。

1.  24時間換気システムを止めない: 

換気システムは、室内の湿気を外に排出し、

新鮮な空気を取り込むために非常に重要です。

電気代を気にして止めてしまうと、

かえってダニやカビのリスクが高まります。

 

2.  エアコンや除湿機の活用: 

特に梅雨や夏は、エアコンの除湿機能

除湿機を積極的に活用し、

湿度を50%前後

保つように心がけましょう。

 

3.  こまめな掃除: 

どんなに高性能な住宅でも、

ダニの餌となるホコリやフケを

無くすことはできません。

 

掃除機がけや布団の

掃除

こまめに行うことが、

ダニの繁殖を抑える上で

不可欠です。

このように、高性能住宅は、

「人間にとって快適な温湿度を保ちやすい」

というメリットが、

「ダニにとっても快適な温湿度を保ちやすい」

という側面につながります。

 

 

しかし、その特性を活かして

適切な湿度管理を行えば、

従来の住宅よりもダニの発生を

コントロールしやすい環境であると言えます。

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