こんにちは。
パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。
その目指す理由や、つくる家の詳細は
スズモク公式WEB
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除湿するならどっち?
エアコンと除湿機の電気料金
これは悩む方が多いのはないでしょうか?
まぁ知らなければ、
今まで使っていたものが一番って
なりますよね。
エアコンの適切な使い方にもなりますので
参考にしてください。
今日はアシスト入ってもらいます。
アイナ(AI-na)@ーーーーー
こんにちは。アイナです。
アシストします。
除湿量に応じて、
エアコンと除湿機の電気代の
目安を比較計算します。
ただし、完全に同じ除湿量で
比較するのは非常に難しい
という前提をご理解ください。
なぜなら、
機種による差が大きい:
エアコンも除湿機も、
製品ごとに消費電力や
除湿能力が大きく異なります。
運転条件による差が大きい:
外気温、室温、湿度、設定温度、
部屋の広さ、建物の断熱性など、
様々な要因で消費電力が変動します。
エアコンの除湿は温度調整とセット:
エアコンの除湿機能(特に弱冷房除湿や冷房)は、
室温を下げながら除湿するため、
単に「除湿」という機能だけで比較するのは
難しい側面があります。
再熱除湿は温度を保ちますが、
その分電気代がかかります。
これらの前提を踏まえ、
一般的な目安として、
エアコンの除湿能力データ(東京電力の検証データなど)と、
一般的な除湿機の除湿能力・消費電力から、
「1リットルの水分を除湿するのにかかる電気代」
を試算してみます。
電気代の単価は、
全国家庭電気製品公正取引協議会が
目安として示している1kWhあたり31円(税込)を使用します。
1リットルの水分を
除湿するのにかかる
電気代の目安
1. エアコンの場合
東京電力の検証データを参考にします。
※あくまで一例であり、
機種や環境で大きく変動します
冷房運転:
消費電力目安: 約580W(0.58kW)
除湿量目安: 約2.3L/h
1Lあたりの消費電力: 0.58 kW÷2.3 L/h≈0.252 kWh/L
電気代 (1Lあたり): 0.252 kWh/L×31 円/kWh≈7.8円/L
弱冷房除湿(ドライ):
消費電力目安: 約270W(0.27kW)
除湿量目安: 約1.1L/h
1Lあたりの消費電力: 0.27 kW÷1.1 L/h≈0.245 kWh/L
電気代 (1Lあたり): 0.245 kWh/L×31 円/kWh≈7.6円/L
再熱除湿:
消費電力目安: 約540W(0.54kW)
除湿量目安: 約1.5L/h
1Lあたりの消費電力: 0.54 kW÷1.5 L/h=0.36 kWh/L
電気代 (1Lあたり): 0.36 kWh/L×31 円/kWh≈11.2円/L
2. 除湿機の場合
一般的な家庭用除湿機の能力を参考に試算します。
除湿機の除湿能力は「1日あたり○○L」で
表示されることが多いので、1時間あたりに換算して計算します。
コンプレッサー式除湿機:
除湿能力: 1日あたり約10L(= 10L / 24h ≈ 0.417 L/h)
消費電力: 約200W(0.2kW)
1Lあたりの消費電力: 0.2 kW÷0.417 L/h≈0.48 kWh/L
電気代 (1Lあたり): 0.48 kWh/L×31 円/kWh≈14.9円/L
デシカント式除湿機:
除湿能力: 1日あたり約8L(= 8L / 24h ≈ 0.333 L/h)
消費電力: 約500W(0.5kW)
1Lあたりの消費電力: 0.5 kW÷0.333 L/h≈1.50 kWh/L
電気代 (1Lあたり): 1.50 kWh/L×31 円/kWh≈46.5円/L
除湿量1Lあたりの電気代比較(目安)
機器・運転モード 1Lあたりの電気代の目安
エアコン(冷房) 約7.8円
エアコン(弱冷房除湿) 約7.6円
エアコン(再熱除湿) 約11.2円
除湿機(コンプレッサー式) 約14.9円
除湿機(デシカント式) 約46.5円
上記の試算から、以下の傾向が見て取れます。
効率が良いのはエアコンの冷房・弱冷房除湿:
「1Lの水分を取り除く」という観点で見ると、
エアコンの冷房や弱冷房除湿が
最も電気代が安くなる可能性が高いです。
これは、エアコンが元々
大きな冷媒サイクルを持っており、
パワフルに空気を冷却できるためです。
ただし、これらの運転では
室温も下がってしまうため、
「室温を下げずに除湿したい」
という目的には合いません。
室温を保ちたいなら再熱除湿か除湿機:
エアコンの再熱除湿は、
室温をほとんど変えずに除湿できますが、
暖め直す工程があるため弱冷房除湿よりも
電気代が高くなります。
除湿機(特にコンプレッサー式)も、
室温を大きく変えずに除湿できます。
1Lあたりの電気代は
エアコンの冷房・弱冷房除湿よりは
高めですが、エアコンの再熱除湿と
比較的近い水準です。
デシカント式は電気代が高め:
デシカント式除湿機は低温時でも
除湿能力が落ちにくいメリットがありますが、
ヒーターを使うため、
1Lあたりの電気代が他の方式に
比べてかなり高くなる傾向があります。
冬場の結露対策や、洗濯物の乾燥を
主目的にする際に検討されることが多いです。
結論と使い分けのポイント
夏場、とにかく湿度も温度も下げたいなら:
エアコンの冷房が最も効率的で電気代も抑えられます。
梅雨時など、室温は下げすぎたくないが湿度を下げたいなら:
エアコンの弱冷房除湿:
少し室温が下がっても良ければ、
電気代を抑えられます。
エアコンの再熱除湿:
室温を保ちたいが、電気代は高めです。
コンプレッサー式除湿機:
特定の部屋や洗濯物の乾燥など、
ピンポイントで除湿したい場合に有効です。
1Lあたりの電気代はエアコンよりやや高いものの、
室温を上げにくいメリットがあります。
冬場、結露対策や低温時の洗濯物乾燥なら:
デシカント式除湿機が適していますが、
電気代は高くなる傾向があります。
このように、
「除湿量1Lあたりの電気代」で比較すると、
エアコンの冷房・弱冷房除湿が効率的ですが、
それぞれに得意な状況や目的があります。
ご自身のライフスタイルや
求める快適さに合わせて、
最適な機器を選ぶことが重要です。
ご注意:
上記の計算はあくまで一般的な目安であり、
実際の製品や使用状況によって大きく変動します。
エアコンの消費電力は
インバーター制御により
常に変動するため、平均的な値と
して算出しています。
除湿機の除湿能力や
消費電力も製品によって幅があります。
購入を検討される際は、
必ず製品のスペックを確認してください。
@-----アイナ
断熱性能のいい家では
温度が下がりすぎて寒い、
または温度は丁度いいけど
湿度が取れない。
ということが起きます。
外部と室内で断熱により
温度の出入りは少ないのですが
「換気」によって
湿度は夏ならば加算されます。
熱交換型換気でも
温度は10%くらいですが
湿度は40%くらいは室内に入ります。
熱交換でない場合は100%
※除湿能力(消費電力能力含む)は
熱交換型換気はエアコンより効率いいです。
温度はすぐに下がるけど
湿度を下げるのは、
毎時間加湿
もされているので
エネルギーと時間がかかるのです。
個人的にはエアコンの
再熱除湿が
あまり考えずに使えるので
一番いいかなと思っています。
また裏の手として
・床下エアコンの暖房+冷房のダブル運転
・日射取得での室温アップ+冷房
という方法もあります。
ダブル運転は電気量はアップするので
太陽光発電ありきの方法です。
極端に湿度のみを落としたい場合は有効かと思います。
エアコンに再熱除湿がなく
洗濯物を乾かすだけ考えるなら
そのスペースや量によっては
除湿機も有効です。
今回のような内容も家づくりや
生活スタイルには直接関係することなので
ご相談お受けしています。
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