こんにちは。
パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。
その目指す理由や、つくる家の詳細は
スズモク公式WEB
https://www.8341ie.com
空間の広がりは家づくりで
かなり重要な項目です。
ですが、単純に広くしたり
天井を高くしたりすれば
広がって見えるというわけではありません。
物理的に天井の高さを上げたら
心理的に低く感じることもあります。
空間の広がりを
心境的・心理的に感じる、
という側面は、「感情」「認知」「経験」が、
物理的な空間の認識と
結びつくことで生まれます。
これは物理的な奥行きの
知覚(先述の視差や遠近法)とは異なり、
その空間にいることによって
引き起こされる
内的な感覚や意味付けに
関わるものです。
心境的な広がりを感じる主な要因
1.自由と制約の感覚(情緒的な解放感)
広がりを感じる時(解放感):
天井が高い、視界を遮るものがない
(例えば、大草原、洋上、吹き抜けの建物など)
空間にいると、
心理的な制約
が取り払われた
感覚を抱きやすくなります。
この「広さ」は、
自由や可能性といった
ポジティブな感情と結びつき、
心境的な広がりとして感じられます。
狭さを感じる時(圧迫感):
天井が低い、壁が迫っている、
雑然としている空間では、
心理的な緊張や圧迫感が生じ、
空間認識が物理的な広さに
関わらず「狭い」と感じられます。
2.慣れ親しみと未知への認知(安全と刺激)
既知の空間(安心感):
自宅や慣れた場所は、
物理的な広さに関わらず、
行動範囲が予測可能であるため、
安心感を伴う「広がり」と
して感じられます。
未知の空間(探求心・畏怖):
初めて訪れる雄大な自然や
巨大な建築物などは、
そのスケールの大きさが
未知であるため、
畏怖の念や探求心を刺激し、
「圧倒的な広がり」として
心に刻まれます。
これは「アフォーダンス」
(環境が行動に与える意味)の
認知にも関わります。
3.時間の感覚との統合
時間的な広がり:
広大な空間を移動するには
時間がかかる、という過去の経験則が、
現在の空間認知に影響を与えます。
例えば、地図上で広大な地域を見たとき、
実際に歩いていないにも関わらず
「広い」と感じるのは、
その距離を移動するのに
かかる時間的なコストを
無意識に計算しているからです。
4.色彩と光の効果(ムードと雰囲気)
明るい色・自然光:
明るい色(白、パステルカラーなど)や
十分な自然光は、空間を明るく、
開放的に見せ、心境的な広がりを助長します。
暗い色・間接照明:
暗い色やコントラストの強い照明は、
空間を引き締め、
集中や親密さの感覚を強める一方、
心境的な広がりを抑えることがあります。
5.身体的な動きと空間の関係(身体感覚)
運動との関連:
実際に広い空間を歩き回る、
走り回るといった身体的な活動を行うことで、
その空間の広さが身体感覚として
心に刻み込まれます。
この身体の自由度が、
空間の「広がり」として
心境に反映されます。
これらの心境的な感覚は、
個人差やその時の精神状態によって
大きく左右されます。
デザイナーの先生に聞くと
「ノイズ」を消す
ということを言われます。
窓も大きなサイズの引き違いの窓よりも
少し小さいサイズのFIXや
横辷り、縦辷りの窓の方が
大きく感じたりもします。
これは引き違いの場合
ガラスから見える景色を
中央で窓枠がジャマをしているからです。
いろいろな心理状況で
感じ方が変わりますが
ノイズが増えないように
デザイン(設計)をしていくのが
ポイントになっているように
感じています。
スズモクのモデルハウス
体感見学希望の方は
下記よりどうぞ
https://www.8341ie.com/modelhouse/
個別相談ご希望の方は
https://www.8341ie.com/contact/
文章や写真だけでなく
動画が見たいという方は
家づくりのルームツアー
YouTubeチャンネル
2つ運営してます。
見てね。
■スズモクオーナー様のルームツアー
■パッシブハウス認定基準だけのルームツアー
世界トップ基準性能




