暗闇を活かす家づくり

こんにちは。

パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。

その目指す理由や、つくる家の詳細は

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「暗闇を活かす家づくり」

 

単に「暗い」のではなく、

暗闇がもたらす陰影の美しさや

五感の集中をデザインに取り入れる、

日本の伝統的な美意識

「陰翳礼賛」にも通じる考え方です。

 

 

いくつかのアイデアを提案します。

 1. 「光と影」のコントラストをデザインする

暗闇を活かすとは、

闇の中に浮かび上がる

「光」を意図的に演出することです。

 間接照明の多用:

     天井や壁を照らし、

反射した光で空間全体を

柔らかく包み込みます。

 

直接照明を避け、

影を少なくすることで、

空間に奥行きと広がりを

感じさせることができます。

 

     床面や壁の足元に仕込んだ

ライン照明など、光の帯を

デザインに取り入れることで、

空間のアクセントとします。

 

 スポットライトで「主役」を照らす:

     絵画、オブジェ、観葉植物など、

空間の中で際立たせたいものにだけ

スポットライトを当て、

他を闇に沈ませます。

 

これにより、視線が集中し、

空間にドラマが生まれます。

 

 素材のテクスチャを活かす:

     凹凸のある壁材

(天然石、塗り壁、木材など)に

光を当てることで、

豊かな陰影を生み出します。

 

昼間とは違う、夜の顔を持つ

空間が実現します。

 

 

 2. 「おこもり感」を高める空間(ヌック、洞窟)

暗い場所は、集中したり、

リラックスしたりするのに

最適な場所になります。

 ヌック(こじんまりとした居場所):

     リビングやダイニングの一角に、

天井を低くしたり、段差をつけたりして、

少し暗めのスペースを設けます。

 

読書灯だけを灯して趣味に没頭できる

「秘密基地」のような空間は、

暗闇を積極的に楽しめます。

 

 「洞窟」的な空間:

     窓のない部屋や階段下などの

デッドスペースを、完全に光を遮断した

「洞窟」として再定義します。

 

 

ここではホームシアターや音楽鑑賞など、

視覚以外の感覚を研ぎ澄ます

用途に最適です。

 

実際に「窓がない暗さ」を

居心地の良さに変えた

「洞窟ハウス」の事例もあります。

 

 色使いの工夫:

     壁や天井の色をあえて

ダークカラーにすることで、

光を吸収し、落ち着いた

雰囲気を高めます。

 

 

 3. 外の光を「切り取る」デザイン

自然光が入る場合でも、

その光を意図的にコントロールすることで、

暗闇との対比を生みます。

 高窓(ハイサイドライト):

     天井近くに小さな窓を設けることで、

入ってくる光を「光の筋」として

室内に落とします。

 

外の景色は見えないため

プライバシーが保たれ、

光だけが空間を演出します。

 

 室内窓・ガラスブロック:

     光の入る部屋から入らない部屋へ、

光を拡散して送り込むことで、

完全に真っ暗になることを防ぎつつ、

ゆるやかな暗さを保ちます。

 

 ルーバーや簾(すだれ):

     窓の外や内側にルーバー(羽板)や

簾を設置し、直射日光を遮りながら、

細い光の線や影を室内に落とすことで、

時の移ろいや風の流れを感じさせます。

 

 

暗闇を活かすことは、

照明デザインが非常に重要になります。

 

単なる明るさの確保ではなく、

「どこを照らし、どこを闇にするか」

という意図的な設計が、

この家づくりの最大の鍵となります。

 

 

とはいえ、暗い空間をつくることに

抵抗感はあります・・・。

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