完璧な「白」の呪縛

こんにちは。

パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。

その目指す理由や、つくる家の詳細は

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完璧な「白」の呪縛

30代の奥様、理恵。

彼女は完璧主義で、

海外のインテリア雑誌から抜け出してきたような、

洗練された「真っ白な家」に憧れていた。

 

新築一戸建てをつくることになった彼女は、

ついにその夢を叶えるチャンスを

手に入れたのだ。

「失敗は許されないわ。

家全体を、完璧な白で統一するの」

彼女はカタログを片手に、

無数にある白の中から

「これこそが究極の白!」と、

一番光沢のある、

最も純粋な「スーパークリスタルホワイト」

を家の全面に採用した。

そして、ついに家が完成。

引っ越しの当日、

真っ白な空間に一歩足を踏み入れた理恵は、

そのあまりの「白」さに圧倒された。

 

壁も床も、天井も家具も、

全てが眩しいほどの白。

 

彼女は満足げに微笑んだ。

「完璧よ。まるで、天国みたい」

しかし、その「天国」は、

すぐに「地獄」へと変貌した。

第1章:白の暴虐

南向きのLDK。真っ白な壁と床は、

太陽光を容赦なく反射した。

「眩しい!雪山にいるみたい!」

昼間はサングラスなしでは過ごせない。

カーテンを開けると、あまりの眩しさに

目が潰れそうになる。

 

夫の浩介は、

家に帰るたびに「手術室か?」と怯え、

くつろげない。

第2章:完璧さの呪い

完璧な白い空間は、完璧な清潔さを要求した。

髪の毛一本、埃ひとつが、

まるでスポットライトを

浴びたスターのように目立つ。

 

理恵は朝から晩まで

掃除機とコロコロが手放せない。

「何でこんなに汚れるの!?」

家族全員に「白い服」しか着させず、

白い食べ物(ご飯、豆腐、牛乳)しか食べさせない、

といった極端な行動に出る。

 

子供(5歳の息子、タケル)は、

真っ白な空間に怯え、

常にガチガチになっている。

第3章:ゲシュタルト崩壊

友人たちが遊びに来る。

「素敵な白ね!」と言うが、

目が泳いでいる。

 

誰もが、何が「白」なのか、

ゲシュタルト崩壊を起こし始めていた。

理恵自身も、

何が「白」なのか、

ゲシュタルト崩壊を起こし始める。

 

全てのものが白に見え、

逆に色が恋しくなる。

※ゲシュタルト崩壊とは、

漢字や図形、顔などを

長時間じっと見続けることで、

それまで認識していた

「まとまり(全体像)」が崩れ、

バラバラの部品としてしか

認識できなくなる

心理的な知覚現象です。

第4章:崩壊の果てに

ある日、タケルが誤ってクレヨンで壁に描いた、

小さな、しかしカラフルな「家」の絵を見て、

理恵は崩れ落ちた。

 

その絵こそが、本当の

「素敵な家」だったことに気づく。

 

彼女は、「完璧な白」を求めた結果、

家族の幸せと自分自身の

正気を失いかけていた。

「白」の呪縛から解き放たれ、

少しずつ家に色を取り戻していく。

 

理恵は壁の絵を消さず、

愛おしそうに見つめる・・・。

~FIN

 

 

反射するほどの白の失敗例は

たくさんあります。

 

 

「どうしても明るい白がいいの!」

 

と止めきれずに施工したこともありますが

住み始めてから

やはりまぶしさで具合が悪くなったようで

こちらに相談することなく

木目の壁紙に変更していた方もおります。

 

 

また、夕方室内に霧が発生したりもします。

 

本当の霧は発生していませんが

ぼわ~っともやがかかったように見えます。

 

 

バランス良くつくるように

プロと相談しながら決めていきましょうね。

 

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