こんにちは。
パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。
その目指す理由や、つくる家の詳細は
スズモク公式WEB
https://www.8341ie.com
家づくりは建物や地域環境、
断熱や空調などいろいろ
理解しなくてはいけませんが
「人間」を知る必要があります。
今日は
住宅の断熱性能を
「人間」から考える勉強会⑤
肌の健康と老化
です。
専門家は呼べませんが
優秀なアシスタントに
手伝ってもらいます。
アイナ(AI-na)@-----
アイナ(AI-na)です。
本日もよろしくお願いします。
長く過ごす室内での温湿度は、
肌の健康、ひいては老化の進行に
大きく関係しています。
特に、乾燥と温度の急激な変化は
肌に大きな影響を与えます。
1. 乾燥(低湿度)が肌に与える影響
■肌の水分蒸発の促進:
湿度が低いと、肌表面から
水分が蒸発しやすくなります。
これにより、肌が乾燥し、
つっぱり感やかゆみを
感じやすくなります。
■バリア機能の低下:
肌の一番外側にある角層は、
水分を保持し、外部刺激から肌を守る
「バリア機能」を担っています。
乾燥が進むと、このバリア機能が低下し、
肌が敏感になったり、
外部からの刺激(アレルゲン、細菌など)が
侵入しやすくなったりします。
■肌荒れ・炎症の誘発:
バリア機能が低下した肌は、
小さな刺激にも反応しやすくなり、
赤み、かゆみ、湿疹などの肌荒れや
炎症を引き起こしやすくなります。
■小じわの発生・悪化:
肌の水分が不足すると、
細かな乾燥小じわが
できやすくなります。
これが進行すると、
深く刻まれたしわに
つながる可能性もあります。
■ターンオーバーの乱れ:
乾燥は肌のターンオーバー(新陳代謝)を
乱す原因にもなります。
古い角質がスムーズに
剥がれ落ちず、
肌表面がごわついたり、
くすんで見えたりすることがあります。
2. 高温が肌に与える影響
■皮脂分泌の増加:
高温環境では、皮脂腺の
活動が活発になり、
皮脂の分泌量が
増えやすくなります。
これにより、毛穴が詰まりやすくなり、
ニキビや吹き出物の
原因となることがあります。
■汗による肌トラブル:
多量の汗は、肌表面のpHバランスを
乱したり、蒸発する際に肌の水分を
奪ったりする可能性があります。
また、汗と皮脂が混ざることで、
雑菌が繁殖しやすくなることもあります。
■乾燥を伴う高温(特に夏場のエアコン使用時):
夏場にエアコンの設定温度を
低くしすぎると、肌は
乾燥しやすくなります。
冷たい外気と乾燥した
室内環境の組み合わせは、
肌に大きな負担をかけます。
3. 温度変化が肌に与える影響
■血管の収縮・拡張:
室内外の温度差が激しいと、
肌の血管が頻繁に
収縮と拡張を繰り返し、
血行に負担がかかります。
これにより、赤ら顔や
肌の敏感化を招くことがあります。
■肌の負担増大:
急激な温度変化は、
肌が環境に適応するための
エネルギーを消費させ、
肌のストレスとなります。
適切な温湿度の目安
肌にとって理想的な
室内環境は、一般的に
以下の通りと言われています。
温度: 20~25℃
湿度: 50~60%
この範囲を保つことで、
肌の水分蒸発を抑え、
バリア機能を正常に
保ちやすくなります。
対策
■加湿器の使用:
特に乾燥しやすい冬場や、
冷暖房を使用する際は、
加湿器を使って湿度を保つことが
非常に重要です。
■換気:
適度な換気は、
室内の空気の入れ替えを行い、
カビやホコリの蓄積を防ぎます。
ただし、乾燥しやすい季節は
換気中に外気が入ることで
湿度が下がるため注意が必要です。
■エアコンの適切な設定:
冷暖房の設定温度を
極端に低く・高くしすぎ
ないようにしましょう。
扇風機やサーキュレーターを
併用して、効率よく空気を
循環させるのも有効です。
■植物の配置:
観葉植物は、
天然の加湿器代わりに
なりますが、水やりや
手入れを怠るとカビの原因にも
なるため注意が必要です。
■濡れタオルを干す:
手軽にできる加湿方法です。
■肌の保湿ケアの徹底:
室内環境を整えるだけでなく、
保湿化粧品でのケアを
継続することも不可欠です。
特に乾燥が気になる場合は、
こまめなミスト化粧水や
クリームでの保湿を心がけましょう。
このように、私たちが
長く過ごす室内の温湿度は、
肌のコンディションに
直接影響を与え、
乾燥による肌荒れや
老化の進行に繋がる可能性があります。
適切な温湿度管理は、
健やかな肌を保つための
重要な要素と言えるでしょう。
もしも室温が10℃なら・・?
室温が10℃というのは、
人間にとってかなり低い温度であり、
特に暖房のない環境で長時間過ごす場合、
体に様々な影響が出ます。
肌だけでなく、全身の健康に
悪影響を及ぼす可能性があります。
1. 全身への影響
■体温の低下(低体温症のリスク):
人間の体は、体温を一定に
保とうとする機能がありますが、
室温が10℃だと、熱放散が優位になり、
体の中心部の体温が徐々に低下
するリスクがあります。
特に高齢者や乳幼児、
疾患を持つ人は、
体温調節機能が低下しているため、
低体温症になる危険性が高まります。
低体温症は、意識障害、不整脈、
呼吸困難などを引き起こし、
命に関わることもあります。
■血圧の上昇・循環器系への負担:
寒さを感じると、
体は熱を逃がさないように
血管を収縮させます。
これにより、血圧が上昇し、
心臓への負担が増大します。
高血圧の人や心臓病の既往がある人は、
心筋梗塞や脳卒中のリスクが
高まる可能性があります。
■免疫力の低下:
体が冷えると、免疫細胞の働きが鈍くなり、
風邪やインフルエンザなどの
感染症にかかりやすくなります。
■関節痛・筋肉の硬直:
寒さは筋肉を収縮させ、
血行を悪くするため、肩こり、
腰痛、関節痛などが悪化しやすくなります。
特に高齢者は、関節が硬くなり、
転倒のリスクも高まります。
■自律神経の乱れ:
寒さによるストレスは、
自律神経のバランスを乱し、
不眠、イライラ、倦怠感などの
症状を引き起こすことがあります。
■呼吸器系への影響:
冷たい空気は、気管支を収縮させることがあり、
喘息などの呼吸器疾患を持つ人にとっては
症状悪化の原因となることがあります。
また、乾燥も伴う場合が多いため、
喉や鼻の粘膜が乾燥し、
ウイルスや細菌が侵入しやすくなります。
2. 肌への影響
■極度の乾燥:
室温が10℃のような
寒い環境では、通常、
湿度が非常に低くなりがちです(特に冬場)。
加えて、冷たい空気は
水分を保持する能力が低いため、
肌から水分が急速に蒸発しやすくなります。
これにより、肌のバリア機能が著しく低下し、
肌荒れ、ひび割れ、あかぎれなどが
起こりやすくなります。
かゆみも生じやすいです。
■血行不良:
体が冷えることで、
末梢の血管が収縮し、
肌への血流が悪くなります。
これにより、肌の細胞に
十分な酸素や栄養が届きにくくなり、
ターンオーバーの乱れや
新陳代謝の低下を招きます。
肌のくすみや顔色の悪化、
肌の再生能力の低下に繋がります。
■皮脂の分泌低下:
気温が低いと、皮脂腺の働きが鈍くなり、
皮脂の分泌量が減少します。
皮脂は肌の表面を覆い、
水分の蒸発を防ぐ役割があるため、
分泌が減るとさらに乾燥が進みます。
■肌の抵抗力の低下:
乾燥と血行不良、
免疫力の低下が複合的に作用し、
肌の外部刺激に対する抵抗力が弱まります。
結論として
室温10℃という環境は、
肌の健康だけでなく、
全身の健康に深刻な悪影響を
及ぼす非常に低い温度です。
特に長期間その環境にいると、
低体温症、心血管系の負担増大、
免疫力の低下、呼吸器系の問題など、
命に関わる健康リスクが高まります。
肌に関しても、極度の乾燥、
血行不良、バリア機能の低下により、
肌荒れや老化の促進に繋がります。
このような環境で過ごすことは避けるべきであり、
暖房などで適切な室温(20~25℃)を維持し、
必要に応じて加湿器を使用するなど、
健康的な室内環境を整えることが極めて重要です。
アイナ@-----
今日も勉強になりましたね。
冷水で顔を洗うと
引き締まるっていうことも
聞いていたことがありました。
お湯をつかわなければ
お肌つるつるみたいな。
都市伝説のようなものや
「心頭滅却すれば火もまた涼し」
のような精神の世界なども
あります。
ですが
人間というのがどういう仕組みで
活動が行われているのかが
わかってくると
答えは出しやすいですね。
家づくりでの対処法であればご相談ください。
スズモクのモデルハウス
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