こんにちは。
パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。
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【年末年始の落とし穴】
「高気密・高断熱の家」なら安心?
お酒と入浴の危険な関係
いよいよ年末年始。
一年頑張った自分へのご褒美に、
暖かいお部屋で
美味しいお酒を飲むのが楽しみ、
という方も多いのではないでしょうか。
私もグイッと飲みたいなと思ってます。
「うちは高断熱の家だから、
脱衣所も寒くないし
ヒートショックなんて関係ないよ」
そう思っている方はいませんか?
実はその油断が、
命に関わる大きな落とし穴に
なるかもしれません。
今回は、性能の良い暖かい家に
お住まいの方こそ知っておいてほしい、
「お酒と入浴の危険な関係」
についてお話しします。
「暖かい家」でも防げないリスクがある
高気密・高断熱の家は、
リビングと脱衣所の温度差が少なく、
寒暖差によるヒートショック
(血圧の急上昇・急降下)を
防ぐ効果が高いのは事実です。
しかし、「飲酒後の入浴事故」は、
室温が暖かくても防ぐことができません。
なぜなら、
危険の原因は「寒い脱衣所」ではなく、
「アルコールとお湯による血圧の急降下」
にあるからです。
危険なメカニズム:
「血管のダブルパンチ」
お酒を飲んでお風呂に入ると、
体の中で何が起こるのでしょうか。
1.アルコールの作用:
お酒を飲むと血管が広がり、
血圧が下がります。
2.お風呂の作用:
温かいお湯に浸かると、
さらに血管が広がり、
血圧が下がります。
この二つの作用が重なることで、
血圧が限界を超えて
急激に下がってしまいます。
その結果、
脳に血液が回らなくなり(脳貧血)、
浴槽の中で意識を失い(気絶)、
そのまま溺れてしまうのです。
これは、
たとえ室温が25度の暖かい脱衣所であっても、
「お酒が回っている体」
と「40度前後のお湯」がある限り、
誰にでも起こりうる事故です。
「汗をかいて酒を抜く」は絶対NG!
よく「お風呂で汗をかいてアルコールを抜く」
という話を聞きますが、
これは非常に危険な間違いです。
汗で抜けるアルコールはごく微量です。
むしろ脱水症状が進み、
血液がドロドロになって
脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます。
命を守る、年末年始の鉄則
楽しいお正月を
悲しい思い出にしないために、
以下の3つのルールを徹底しましょう。
1.順番を変える:
「お風呂→晩酌」
これが最強の予防策です。
さっぱりしてから
飲むお酒の方が美味しいはずです。
2.飲んだら浸からない:「シャワーのみ」
どうしても汗を流したい場合は、
浴槽には浸からず、
座ってシャワーを浴びるだけにしましょう。
3.家族が見守る:「長湯させない」
高齢の方や飲みすぎた方が
入浴する場合は、家族が
こまめに声をかけてください。
まとめ
「家の性能が良いから大丈夫」
という過信は禁物です。
高断熱の家は、
「シラフの時のヒートショック」からは
守ってくれますが、
「酔っ払いの入浴」までは
守ってくれません。
「飲んだら入るな」
この言葉を合言葉に、
安全で温かな年末年始を
お過ごしください。
私も気をつけます・・・。
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