「早く返すべき?」その悩み、損します。住宅ローンと投資の最適バランス

こんにちは。

パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。

その目指す理由や、つくる家の詳細は

スズモク公式WEB
https://www.8341ie.com

「早く返すべき?」

その悩み、損します。

住宅ローンと投資の最適バランス

今回はこれから家づくりをされる方へ、

住宅ローンと投資のバランスに関する内容を

ファイナンシャルプランナー(FP)の

視点からアドバイスをさせていただきます。

 

私自信、AFPを持っていて

FP協会での活動にも参加してました。

 

「Affiliated Financial Planner

(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)」の略で、

日本FP協会が認定する民間資格

多くの方が

「住宅ローンを早く返済すべきか

(頭金を出すかなど含め)、

それとも手元資金を投資に回すべきか」

 

という悩みを抱えていらっしゃいます。

 

 

 

どちらが正解というわけではなく、

ご自身のライフプランや

リスク許容度によって

最適なバランスは異なります。

1. 住宅ローンを優先する考え方
 

 

メリット:
 

確実な利息軽減効果: 

住宅ローンの繰り上げ返済は、

支払うべき利息を確実に減らすことができます。

 

特に、金利が高いローンを

組んでいる場合や、

返済期間が長い場合は、

その効果は大きくなります。

精神的な安心感: 

借金が減ることで

精神的なゆとり

が生まれます。

 

住宅ローンという

大きな負債が減ることは、

今後のライフプランニングに

おいて大きな安心材料となります。

返済負担率の低下: 

繰り上げ返済によって

毎月の返済額を減らすことも

可能です(返済額軽減型)。

 

これにより、将来の教育費や

老後資金に備える余裕が生まれます。

デメリット:

資金の固定化:

 一度繰り上げ返済した資金は、

急な出費

投資機会に回すことが

できなくなります。

機会損失: 

住宅ローンの金利よりも、

投資で得られるリターンが

上回る可能性があります。

 

低金利の住宅ローンを

組んでいる場合は、特にこの

機会損失

大きくなります。

2. 投資を優先する考え方

 

メリット:

資産形成の加速: 

住宅ローンの金利(例:1%前後)よりも

高いリターン(例:年3%~5%)が

期待できる投資に資金を回すことで、

将来の資産を効率的に増やすことができます。

インフレ対策: 

物価が上昇するインフレ下では、

現金や預貯金の価値は目減りします。

株式や不動産などの投資は、

インフレに強い資産として有効です。

流動性の確保: 

投資信託などは、必要に応じて

換金することができます。

 

住宅ローンを全額返済してしまうと、

その資金を再び手元に

戻すことはできません。

デメリット:

元本割れリスク: 

投資には元本割れのリスクが伴います。

特に短期的な値動きに一喜一憂せず、

長期的な視点

を持つことが重要です。

精神的な負担: 

資産価値が変動するため、

精神的なストレスを感じる方も

いらっしゃいます。

投資の知識が必要: 

適切な投資先を選び、

リスクを管理するための

知識が求められます。

FPが考えるバランスの取り方
 

住宅ローンと投資のバランスは、

以下のステップで検討することを

おすすめします。

■ステップ1:

住宅ローンの金利とご自身の状況を把握する

 

金利の種類: 

変動金利か固定金利か。

変動金利の場合、

将来的な金利上昇リスクをどう考えるか。

返済期間と残高: 

返済期間が長いほど、

利息軽減効果は大きくなります。

団信(団体信用生命保険): 

住宅ローンには団信が

付帯していることがほとんどです。

 

万が一の際にローンが

完済されるという

保障があることを理解しておく。

■ステップ2:

緊急資金(生活防衛資金)を確保する

 

投資や繰り上げ返済を考える前に、

まずは万が一に備えた

緊急資金を確保してください。

 

一般的に、

生活費の3ヶ月分から

1年分が目安とされています。

この資金は、病気や失業など、

予期せぬ事態に備えるためのものです。

 

預貯金など、すぐに引き出せる形で

保有しましょう。

■ステップ3:

住宅ローンと投資のハイブリッド戦略を検討する

 

低金利ローン(1%未満)の場合: 

繰り上げ返済の効果は限定的です。

緊急資金を確保した上で、

余剰資金を長期・分散・積立を

基本とした投資(例:つみたてNISA、iDeCo)に

回すことを検討しましょう。

高金利ローン(2%以上)の場合: 

繰り上げ返済のメリットが大きくなります。

投資と並行して、資金の一部を

繰り上げ返済に充てることで、

確実な利息軽減と資産形成の

バランスを取ることができます。

具体的なアドバイス
 

まずは「つみたてNISA」と「iDeCo」から始める:


これらは国が推奨する非課税制度です。

運用益に税金がかからないため、

効率的に資産を増やすことができます。

少額からでも始められるので、

投資の第一歩として最適です。

 

「iDeCo」については60歳以上の

老後資金の形成のものですので

教育資金など控えている場合には

「つみたてNISA」を主に考えて

いただくのがいいと思います。

「リバース型」の考え方を取り入れる:


若い間は、住宅ローンの返済よりも、

つみたてNISAなどを活用した資産形成を優先します。

資金に余裕が出てきたら、

または退職金が入った際に、

住宅ローンの一括返済や繰り上げ返済を行う。

これにより、老後の住宅ローン負担をなくし、

かつ資産形成も両立することができます。

 

※個人的には住宅ローンの

一括返済はおすすめしてません。

将来の金利変動リスクを考慮する:

変動金利を選んだ場合、

金利が上昇した際の

返済額増加シミュレーション

必ず行っておきましょう。

将来の金利上昇リスクに備え、

一部を繰り上げ返済資金と

して貯蓄しておくのも一つの方法です。

まとめ
 

住宅ローンと投資のバランスは、

正解が一つではありません。

リスクを最小限にしたい、

精神的な安心感を重視したい方は、

繰り上げ返済を優先。

効率的な資産形成を重視し、

リスクをある程度取れる方は、

投資を優先。

家づくりは、人生の大きな転換期です。

 

ぜひ、ご家族で将来のライフプランをじっくり話し合い、

信頼できるFPにご相談いただくことをお勧めします。

 

※FPなら誰でもいいわけではない

 

 

専門家と相談しながら、

ご自身に最適なバランスを見つけてください。

スズモクでも家づくりと一緒に

FPのご相談も受けております。

スズモクのモデルハウス
体感見学希望の方は
下記よりどうぞ

https://www.8341ie.com/modelhouse/

個別相談ご希望の方は

https://www.8341ie.com/contact/

文章や写真だけでなく
動画が見たいという方は

家づくりのルームツアー
YouTubeチャンネル
2つ運営してます。

見てね。

■スズモクオーナー様のルームツアー

 

■パッシブハウス認定基準だけのルームツアー
世界トップ基準性能