こんにちは。
パッシブハウスx
「ずっとお金のかからない家をつくろう」
の工務店 株式会社スズモクの鈴木です。
その目指す理由や、つくる家の詳細は
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「早く返すべき?」
その悩み、損します。
住宅ローンと投資の最適バランス
今回はこれから家づくりをされる方へ、
住宅ローンと投資のバランスに関する内容を
ファイナンシャルプランナー(FP)の
視点からアドバイスをさせていただきます。
私自信、AFPを持っていて
FP協会での活動にも参加してました。
「Affiliated Financial Planner
(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)」の略で、
日本FP協会が認定する民間資格
多くの方が
「住宅ローンを早く返済すべきか
(頭金を出すかなど含め)、
それとも手元資金を投資に回すべきか」
という悩みを抱えていらっしゃいます。
どちらが正解というわけではなく、
ご自身のライフプランや
リスク許容度によって
最適なバランスは異なります。
1. 住宅ローンを優先する考え方
メリット:
確実な利息軽減効果:
住宅ローンの繰り上げ返済は、
支払うべき利息を確実に減らすことができます。
特に、金利が高いローンを
組んでいる場合や、
返済期間が長い場合は、
その効果は大きくなります。
精神的な安心感:
借金が減ることで
精神的なゆとり
が生まれます。
住宅ローンという
大きな負債が減ることは、
今後のライフプランニングに
おいて大きな安心材料となります。
返済負担率の低下:
繰り上げ返済によって
毎月の返済額を減らすことも
可能です(返済額軽減型)。
これにより、将来の教育費や
老後資金に備える余裕が生まれます。
デメリット:
資金の固定化:
一度繰り上げ返済した資金は、
急な出費や
投資機会に回すことが
できなくなります。
機会損失:
住宅ローンの金利よりも、
投資で得られるリターンが
上回る可能性があります。
低金利の住宅ローンを
組んでいる場合は、特にこの
機会損失が
大きくなります。
2. 投資を優先する考え方
メリット:
資産形成の加速:
住宅ローンの金利(例:1%前後)よりも
高いリターン(例:年3%~5%)が
期待できる投資に資金を回すことで、
将来の資産を効率的に増やすことができます。
インフレ対策:
物価が上昇するインフレ下では、
現金や預貯金の価値は目減りします。
株式や不動産などの投資は、
インフレに強い資産として有効です。
流動性の確保:
投資信託などは、必要に応じて
換金することができます。
住宅ローンを全額返済してしまうと、
その資金を再び手元に
戻すことはできません。
デメリット:
元本割れリスク:
投資には元本割れのリスクが伴います。
特に短期的な値動きに一喜一憂せず、
長期的な視点
を持つことが重要です。
精神的な負担:
資産価値が変動するため、
精神的なストレスを感じる方も
いらっしゃいます。
投資の知識が必要:
適切な投資先を選び、
リスクを管理するための
知識が求められます。
FPが考えるバランスの取り方
住宅ローンと投資のバランスは、
以下のステップで検討することを
おすすめします。
■ステップ1:
住宅ローンの金利とご自身の状況を把握する
金利の種類:
変動金利か固定金利か。
変動金利の場合、
将来的な金利上昇リスクをどう考えるか。
返済期間と残高:
返済期間が長いほど、
利息軽減効果は大きくなります。
団信(団体信用生命保険):
住宅ローンには団信が
付帯していることがほとんどです。
万が一の際にローンが
完済されるという
保障があることを理解しておく。
■ステップ2:
緊急資金(生活防衛資金)を確保する
投資や繰り上げ返済を考える前に、
まずは万が一に備えた
緊急資金を確保してください。
一般的に、
生活費の3ヶ月分から
1年分が目安とされています。
この資金は、病気や失業など、
予期せぬ事態に備えるためのものです。
預貯金など、すぐに引き出せる形で
保有しましょう。
■ステップ3:
住宅ローンと投資のハイブリッド戦略を検討する
低金利ローン(1%未満)の場合:
繰り上げ返済の効果は限定的です。
緊急資金を確保した上で、
余剰資金を長期・分散・積立を
基本とした投資(例:つみたてNISA、iDeCo)に
回すことを検討しましょう。
高金利ローン(2%以上)の場合:
繰り上げ返済のメリットが大きくなります。
投資と並行して、資金の一部を
繰り上げ返済に充てることで、
確実な利息軽減と資産形成の
バランスを取ることができます。
具体的なアドバイス
まずは「つみたてNISA」と「iDeCo」から始める:
運用益に税金がかからないため、
効率的に資産を増やすことができます。
少額からでも始められるので、
投資の第一歩として最適です。
「iDeCo」については60歳以上の
老後資金の形成のものですので
教育資金など控えている場合には
「つみたてNISA」を主に考えて
いただくのがいいと思います。
「リバース型」の考え方を取り入れる:
つみたてNISAなどを活用した資産形成を優先します。
資金に余裕が出てきたら、
または退職金が入った際に、
住宅ローンの一括返済や繰り上げ返済を行う。
これにより、老後の住宅ローン負担をなくし、
かつ資産形成も両立することができます。
※個人的には住宅ローンの
一括返済はおすすめしてません。
将来の金利変動リスクを考慮する:
変動金利を選んだ場合、
金利が上昇した際の
返済額増加シミュレーションを
必ず行っておきましょう。
将来の金利上昇リスクに備え、
一部を繰り上げ返済資金と
して貯蓄しておくのも一つの方法です。
まとめ
住宅ローンと投資のバランスは、
正解が一つではありません。
リスクを最小限にしたい、
精神的な安心感を重視したい方は、
繰り上げ返済を優先。
効率的な資産形成を重視し、
リスクをある程度取れる方は、
投資を優先。
家づくりは、人生の大きな転換期です。
ぜひ、ご家族で将来のライフプランをじっくり話し合い、
信頼できるFPにご相談いただくことをお勧めします。
※FPなら誰でもいいわけではない
専門家と相談しながら、
ご自身に最適なバランスを見つけてください。
スズモクでも家づくりと一緒に
FPのご相談も受けております。
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